免疫力アップは相模嵐山

2012/09/12 at 00:47

「森林浴は免疫力を高め、しかもそれが1ヶ月持続する。」と昨日見たテレビである大学の先生が言っていました。今朝目が覚めたら、「よし、森林浴するぞ!」と急に思い立ち、善は急げ、ネットで手頃な近場ハイキングを探しました。 「これだ、えい!」とすぐに電車に乗って出発。私は武蔵野市在住、中央線族。高尾から一駅の相模湖駅下車。手頃な近場です。 駅前でお弁当を買っていざ出発、湖畔すぐ近くの「嵐山」へ。標高は400mちょいですが、まだ心身ともに目覚め切ってないので、一気に頂上まで登りつめる急なコースはタフでした。登り始めて30分で山頂。ふーふー。ちょうどお昼なので山頂でお弁当。日陰に入ると蚊がいっぱい寄ってくるので、日なたで食事。暑い!こりゃたまらん。 食後すぐに出発することにし、山の反対方向へ道を降りました。こちらは山をうねうねと進む道。途中沢を渡ったり、竹林を抜けたりと変化があり、1時間20分の道のりはあっという間でした。 降りてきた所は相模湖の反対側、出発点の駅は対岸です。ネットで調べた通り、湖畔に渡し船の桟橋があります。その近くに黄色いドラム缶があり、それを太い棒で思い切り叩けと看板に書いてあります。それで「グワン、グワン、グワン!」入り江の反対側にあるお茶屋さんで、おじさんが手を振って応えてくれました。やがてモーターボートでやって来て、対岸まで送迎してくれました。

水辺の風が心地よく、汗がすっと引きました。 駅前で昔懐かしい感じのかき氷を食べ、頭がキ~~ン! 再び中央線に乗り、帰宅したのが午後4時頃。朝家を出たのが10時だったので、実に手頃な森林浴ハイキングでした。 免疫力アップ、しかも1ヶ月持続!!! ホントかなあ?

夏の電力不足・養老孟司の話

2012/09/10 at 15:45

そろそろ夏が終わろうとしています。振りかえって見ると、関西の電力が足りなくなるから大変だ!と大騒ぎの最中、一人「電力不足、結構な話じゃありませんか。」と言っていたのが養老(孟司)さん。なぜ結構かというと、「人の価値が上がる」から。電力不足で機械が止まると、その分人が働く必要がある。人へのニーズが高まり人の価値が上がる、との論です。逆にいうと、社会を高度に機械化した事により、人は自分達の価値を自ら下げる結果を招いてしまった、という考えです。しかし、養老さんは何も前機械文明社会への回帰を原理主義的に唱えているのではないと思いました。むしろ、機械化をここまで押し進めてしまった人間の物の見方、効率を上げる事が強迫観念化した現代の価値観の是非を問うていると思います。換言すると、人が額に汗して働く事の尊さを見失った社会は本当に人のためになるか?、幸せをもたらすか?という問いです。ある程度の効率は確かに人に「楽」をもたらします。しかし機械化が進み過ぎた先進国を見ると、どこも大量の失業者、経済も社会も政治も矛盾だらけ。いっぱい物を持っているのに満足感が生じず、先行きに夢や希望も乏しい。それどころか仕事をなくしたら、自分を無価値と感じ心が病んでしまう。日本も例外ではありません。こんな高効率社会の対極にあるモデルとして「幸福の国ブータン」を考えれば、その対比から私達の問題点が鮮明になると思います。 一体この機械化、効率化の正体とは? 真に人に幸せをもたらす価値観とは? そして、そもそも「幸せ」とは? 自分の頭でよく考えてみろと養老さんが問いかけているように感じました。

ちなみに、今夏関西の電力実需を検証すると、大飯原発の再稼動がなくても電力は十分足りていたとの報道。この国の病は重い。

ベランダのジャングル

2012/09/04 at 16:43

今年の夏の暑さは尋常ではありませんね。おかげでベランダのハーブ達も思い切り成長しました。特にバジルはびっくりするほど。その他大葉、(バジルに隠れて見えませんが)イタリアンパセリ、ミツバ、山椒、唐辛子、アシタバ、ローズマリー、ミントがジャングルの仲間。香りも中々強く、じゃんじゃん使っても、後から後から茂って来るので、こちらが負けそう!

バンプレそしてDavid T.のこと

2012/09/04 at 08:59

1990年代にBand Of Pleasure(通称バンプレ)という日米混成バンドをやっていました。メンバーは山岸潤史とDavid T. Walker(デイヴィッド)のツインギターをフロントに、James Gadson(ds,vo)(ギャド)と清水興(e-b)(シミやん)のリズムセクション。R&Bやファンク、ブルース、ゴスペル、ジャズ等、黒人音楽の要素が渾然一体となったインスト・バンドで、ギャドのヴォーカルもフィーチャー。山岸と私が一緒なので、路線としてはチキンシャックと重なりそうなのに、全然違う音世界でした。チキンシャックは世界中探してもあんな音を出すのはあのバンドだけですが、このバンプレも、まぎれもないワンアンドオンリー・バンド!私のプレイも、自然にチキンとまるで違うものになりました。さて、デイヴィッドとギャドは、R&Bの歴史のど真ん中で、数々の伝説を作ってきたミュージシャン。彼らの出す音一つ一つが超リアルで「そのまんまの音」(う〜ん、うまく言えません)。

最初の1年位は一緒に音出す度に、頭を割られるような衝撃の連続でした。この2人とバンドを作り、一つ屋根の下で同じ釜の飯を喰う体験は私にとってかけがえもない宝になりました。そんな2人のアメリカ代表に勝るとも劣らない日本代表は、誰もが認める超凄腕の山岸とシミやん。あれはホントにとんでもないバンドでした。このバンドと出会わなければ、絶対わからなかった事がいっぱいあり、あの4人には感謝してもしきれません。

先日、David T. Walker日本語公式サイトを運営しているウエヤマさんからインタヴューの依頼があり、くだんのデイヴィッドについて様々語ってきました。話していくうちに、ヴィヴィッドに色んな情景が思い出され、まるであのデイヴィッドが目の前にいるような気分におそわれました。その話の内容がサイトに掲載され、ウエヤマさんの素晴らしい編集のおかげで、おもしろい読み物に仕上がりました。ぜひご高覧下さい。→ Something for T. #16

追伸:バンプレもリユニオンやれたらいいなあ〜〜!

8月 megasameta Quartet@Sometime

2012/08/30 at 11:43

月一のリーダーライブ@吉祥寺Sometime、8月29(木)はチキンシャックの盟友、土岐英史(as,ss)をフロントに迎えました。リズム隊はおなじみの古野光昭(b)安藤正則(ds)のレギュラー。土岐さんとストレートなジャズをやるのは久しぶり。彼の音色もプレイもワンアンドオンリー、どこを切っても土岐節でした。しかも、昔より更に磨きがかかり、進化していました。素晴らしい!

私自身は全くロクなものではありません。しかし振り返るとどういう訳か、様々なジャンルのワンアンドオンリーと巡り会う事の多い人生でした。こういうご縁は、たいそう面白く、そこから体で学ぶものは本、言葉の知識の比ではありません。ユニークな方々とのユニークな体験(たいがいは珍道中)を通して学んだ数々が今の自分の全てです。サックスを吹いてない時はただのオッサン?、でも土岐さんと知り合えて、つくづく幸せと思います。

さて、演奏曲はスタンダード中心で、2回のセットそれぞれ1時間半近いステージ、しこたま演奏しました。(土岐さんといっぱいやりたかった!)

1st
Blues In C
All The Things You Are
Chan’s Song
Someday my Prince will Come
In A Wee Small Hours Of The Morning
I Love You
 
2nd
Stella By Starlight
Anthropology
How Insensitive
All Blues
Body And Soul
Firm Roots
 

さて、来月9/28(金)のmegasameta Quartet@Sometimeは、レギュラーの古野光昭(b)安藤正則(ds)に芸達者、多田誠司(as)を迎えてお届けします。乞うご期待!

暑気払いは高尾山

2012/08/20 at 20:40

今年も高尾山に登ってきました。毎年気温が30℃超になったら、暑気払いに高尾山に登ると決め、今年で6年目。例年なら7月後半に暑熱順化を兼ねて登るのですが、今年は仕事外の色々が多忙で、やっと今日叶いました。今朝起きたら朝から晴れて暑かったので「よし、行こう!」と出掛け、小一時間で高尾山口に到着。昨年に引き続き2回目の稲荷山コース。これは尾根道。風が吹くので中々快適です。休憩も入れて約1時間半あれば山頂です。このコースの他に谷筋の6号路も好きななコースです。山頂でお弁当を食べ、今年は1号路から2号路を経て琵琶滝へ抜ける急峻な道を降りました。高尾山は修験の山ですが、滝行の場所から延びるこの道は修験の行道に違いないと思う荒々しさがありました。この登山は汗びっしょりになりますが限度いっぱいのハードさではなく、適度な負荷があるので毎年の恒例行事になっています。

真珠の耳飾りの少女

2012/08/16 at 15:15

「真珠の耳飾りの少女」に会ってきました。上野東京都美術館で開催中の「マウリッツハイス美術館展」です。以前から写真やポスターで見る度に、この作品に神秘的なオーラが感じられ、いつかこの少女に会いたいと思っていました。人気が高い展覧会はゆっくり絵を見る環境から程遠く、特にこの作品は長蛇の列。それでも、フェルメール独特の鮮やかな光をたたえた静謐さに触れると、周りの喧噪を忘れてしまいました。本当に見事な作品でした。

この展覧会は17世紀のオランダ・フランドル絵画の逸品が並び、殊にレンブラントとルーベンスの作品は、時代と文化や人種を超えて訴えかけてくる強い力に圧倒されました。見終わって外に出たら、真夏の上野公園はどこか遠い異国の景色のようでした。

ピッツェリアGG/吉祥寺

2012/08/07 at 00:42

pizza_GG吉祥寺にはナポリピッツァのお店がホントに沢山あります。 中でも「ピッツェリアGG」は、私の一番のお気に入り。筋金入りのピッツェリアで、パスタなぞありません。ランチは1,000円前後のピッツァにドリンクとちびたデザートのおまけ付き。お財布的にも大満足!でも、狭いお店なので、すぐ満員になるのが玉に瑕。

7月 megasameta Quartet@Sometime

2012/07/21 at 11:14

7月16日は吉祥寺Sometimeでのリーダーカルテット、メンバーは山口真文(ts)古野光昭(b)安藤正則(ds)。真文さんがフロントの時は、ウエイン・ショーター(ts)の曲をたくさんやります。それらショーターの曲を中心に、同じような抽象性のある曲を多く配置します。難しい曲も多く、結果的にエンターテインメントを離れて難解になってしまうきらいがありますが、そこは演奏の緊張感やテンション、面白さで聴き手の耳を惹き付けるしかない、そんなリスクと背中合わせのバンドです。それがうまくいくと演奏自体に出来事性、事件性を帯びる瞬間が多々あり、このメンバーでしか出来ない音空間が出現します。次回この組み合わせは12月頃を予定しています良ければSometimeに是非お運び下さい。

以下は、当日演奏曲。

1st
Stella By Starlight
E.S.P.
Maden Voyage
Pinocchio
Pee Wee
Solar
 
2nd
I’ll Close My Eyes
Foot Prints
Ana Maria
On Green Dolphin Street
Infant Eyes
Yes Or No
 

 来月のmegasameta Quartet@SometimeはChickenShackの盟友、土岐英史(as)がフロントで8/29(水)にやります。リズムセクションはレギュラーの古野、安藤。乞うご期待!

3つのオーケストラ

2012/07/07 at 02:41

約1週間のあいだに続けて3つのオーケストラを聴きました。いずれも@武蔵野市民文化会館。6月26日ミハイル・プレトニョフ指揮/ロシア・ナショナル管弦楽団、7月2日レオシュ・スワロフスキー指揮/スロヴァキア・フィル、7月3日リオール・シャンバダール指揮/ベルリン交響楽団 。

3日とも中央前の方、だいたい同じあたりに席をとったので、オーケストラの音の違いがはっきりわかって興味深かったです。ロシア・ナショナルはチャイコフスキー、スロヴァキア・フィルはスメタナとドボルザーク、ベルリン・シンフォニーはメンデルスゾーンとベートーベンと、いずれもお国の作曲家の作品を中心に演奏しました。またそれぞれ、ソリストを迎えてのコンチェルトが1曲ずつ。続けて聴くと色々思うところ大でした。

この中で一番だったのは、プレトニョフのロシア・ナショナル。指揮者もオーケストラも世界トップクラスでした。(チケット代4,500円は超お買い得!)ロシアのオケに共通するのは音が太い事、その例にもれず、それぞれのセクションの音が棒のように目の前に飛び出てくる感じ。しかし決して粗野ではなく、室内楽のような緻密なアンサンブルはみごとでした。特にチャイコフスキーの4番は圧巻。この曲はプレトニョフの十八番、スコアの隅々まで緻密に解釈し尽くされ、手勢のロシア・ナショナルも彼の意図を十二分に理解し、無駄のないタクトに大変説得力のある反応を返していました。それだけでなく、ロシアのオケがチャイコフスキーを演奏すると燃え上がるといわれますが、前の席だったので、プレトニョフも奏者一人一人も段々熱を帯びてくるのが身近に感じ取れました。終楽章の怒濤のtuttiはほんとにすざましかった!音楽が「出来事」になるひと時でした。

スロバキア・フィルはモルダウ、ドボルザークのチェロ協奏曲と新世界。お国の作品なのでやはりオケも指揮者も熱くなりました。実は、ドボルザークのチェロ協奏曲は私にとって思い出と思い入れのある作品です。高校生の頃、ラジオでロストロポーヴィッチ+カラヤン+ベルリン・フィルを聴いてぶっ飛び、貯金をはたいてLPを買いに走りました。聴く度に気持ちが熱くなるこの演奏に夢中になりました。その1年後、新聞でロストロポーヴィッチ+N響伴奏のリサイタルがある事を知りました。何と一晩でチェロ協奏曲3曲をやるという今考えると信じられないようなプログラム!1971年11月06日東京文化会館、この日最後にドボコン。この作品は恐らくロストロポーヴィッチ自身にとっても特別なものがあるのでしょう、明らかに気迫のこもり方が違うように感じられました。オケの序奏部が終り、チェロパートの出だしがはじまると、もう私の胸が熱くなりっぱなし、涙が止まりませんでした。生で聴く彼のドボコンは言葉にならない程壮絶。一人の人間がこれほどまでのエネルギーを内にを燃やし、それを強烈な集中力で一音一音に込めていく様は、何か信じられないものを目撃(聴撃)しているかのよう。人生の大事件でした。こんな経験からドボコン=ロストロポーヴィッチというイメージが強すぎて、しばらく他の奏者の演奏には目もくれませんでしたが、ある時フルニエ(セル+ベルリン・フィル)を聴き、ロストロポーヴィッチとは全然違う(剛のロストロポーヴィッチの対極!)本当に素晴らしいドボコンに出会い、目を開かれる思いをしました。(この事については機会があったらまた述べたいと思います。)それから、シュタルケル、デュプレ等色んな演奏を聴くにつけ、この作品の持つ様々な魅力を理解出来るようになりました。光の当て方で違った顔を見せる懐の深い作品で、人間の創作物のなかでも大傑作の一つだと思います。あまりにも色んな演奏をたくさん聴いたので、この作品の要所、聴き所でソリストが、そして指揮者とオケがどう演奏するか?と聴いてしまう自分がいて少し嫌になりますが、どうにも仕方がありません。話は戻りますが、7月2日のソリスト、ヤン・スラヴィクさんとスロバキア・フィルはいずれもロストロポーヴィッチやフルニエ、カラヤンやセル、BPOのスゴさには及びませんが、まことに「誠実」な演奏で十分心にしみました。この演奏に接して「誠実に演奏すること」の大切さを改めて再認識しました。この日最後は新世界でしたが、これがとてもよかった。今まで聴いた新世界とは違い、あんなに情緒と熱気のこもった新世界はとても新鮮でした。さすがお国の血が音に出ますね。スロバキア・フィルの音は剛のロシア・ナショナルとは対照的に、柔らかさが魅力的でした。世界の中堅、実力のあるオーケストラがノッた時のいい演奏を聴かせてもらいました。

ベルリン・シンフォニーは一昔前のオケの音でした。決して悪いわけではありませんが、指揮もオケも凡庸で、前出の二つのオケに比べて聴き劣りがしました。しかし、メンデルスゾーン・ヴァイオリン協奏曲のソリスト、イリヤ・カーラーさんは良かった!このコンチェルトもハイフェッツを始め、色々たくさん聴きこんだので、ドボコン同様細かく聴いてしまうのですが、大変説得力のある演奏でした。この日の一番!

話は戻りますが、ロシア・ナショナルとサン・サーンスのピアノコンチェルトをやった松田華音さんは若干15歳。申し分ないテクニックとほとばしる輝く才気があり、将来必ずや世界に羽ばたくに違いないと確信させる演奏でした。楽しみな目が離せないピアニストです。(同じピアニストとして、少し羨望を込めて。)

オケを3つ続けて聴くなんて滅多にないので、面白い経験でした。大昔に聴いたドボコンの印象が蘇ってきたりして、内面的にも興味深かってです。