さらば!ラスト・ソウルマン

2014/07/17 at 16:16

Bobby Womack "The Last Soul Man"ボビー・ウーマックが70歳で亡くなりました。

盟友、山岸潤史(g)が1988年にリリースしたアルバム、My Pleasureで、実はボビー・ウーマックと共演しているのです。たった2曲の共演なのですが、録音前に彼の家に山岸と行った時から始まり、レコーディングセッションの最中も、一生忘れられない、目が点になるような面白い思い出があります。その話はまたの機会に紹介したいと思いますが、ボビーこそ「最後のソウルマン」と呼ぶに相応しい伝説の男だったと思います。

心からご冥福をお祈りいたします。

7月の演奏スケジュール

2014/06/24 at 01:11

7月のスケジュール(前月→
2(水) セロニアス  (東中野)  03-3365-0572
w/続木Brothers+辻邦博(g,vo)
3(木) Bar Bar Bar  (関内)  045-662-0493
w/田村美沙(vo)佐々木悌二(b)高橋徹(ds)
4(金) Blue Moon  (三鷹)  0422-47-1662
w/西村知恵(vo)大山日出男(as)
5(土) Blue Moon  (三鷹)  0422-47-1662
Jam session host w/古西忠哲(b)
11(金) Bar Bar Bar  (関内)  045-662-0493
w/MAYA(vo)松尾明(ds)高橋康廣(ts)新岡誠(b)
16(水) P’s Bar  (池袋)  03-5391-3365
w/吉野ミユキ(as)矢野伸行(b)
17(木) オルガンジャズ倶楽部  (沼袋)  03-3388-2040
w/続木Brothers+辻邦博(g,vo)
18(金) そるとぴーなつ  (江古田)  03-3993-3400
w/吉野ミユキ(as)矢野伸行(b)正清泉(ds)
20(日) P’s Bar  (池袋)  03-5391-3365
w/続木Brothers+辻邦博(g,vo)
24(木) 大口グリーンホテル  (鹿児島県 伊佐市)  0995-22-7211
Duo!w/西村知恵(vo) お問合せと予約:メール/西村知恵
25(金) 城山観光ホテル/バー カサブランカ  (鹿児島市)  099-224-2221
Duo!w/西村知恵(vo) お問合せと予約:メール/西村知恵
26(土) 明日の地図  (鹿児島市 天文館)099-227-0080
Duo!w/西村知恵(vo)
27(日) バンディット  (博多)  092-791-3020
Duo!w/西村知恵(vo)
29(火) Sometime  (吉祥寺)  0422-21-6336
megasameta Quartet/向井滋春(tb)古野光昭(b)安藤正則(ds)
31(木) Play with  (八丁堀)  03-6228-3838
Duo ! w/高瀬龍一(tp)

展覧会の絵 番外・横尾忠則その1

2014/06/09 at 17:34

←展覧会の絵 その1

Tadanori Yokoo今回、横尾忠則の初期代表作に再会し、やはり同じMOT(東京都現代美術館)での、「森羅万象」と題された、横尾のこれまで最大規模の個展に足を運んだ、2002年夏の記憶が蘇りました。MOTは、その建物自体が一つの素晴らしい建築作品。ゆったりと規模が大きく、その中に異なる空間が様々用意され、その中を旅しながら作品を見ていくという楽しい作りです。その広大な館内に、常設展示室以外の全フロアー、全ての展示室をぶっ通しでの個展、横尾作品が400余点! 作品の数も圧倒的ですが、一点一点がとても強い。美術館にいた2時間程、何を見ても、強烈な横尾世界が目を通してぎりぎりと心に押し入ってくる感じでした。そのエネルギーの凄まじさに圧倒され、見終わって美術館を出た時は、くたびれ果てると共に、精神的にもへとへとの脱魂状態。そうそう、田村美沙さんとはこの展覧会もご一緒でした。彼女も見終わって腑抜けになってたっけ‥‥。

その時は横尾世界でお腹いっぱいになってしまっていたのですが、今回(驚くべきリアル展MOTコレクション)では色々な作家の中で横尾作品を見たこともあり、それらの比較から、横尾世界がいかに特異であるかが際立って見て取れました。横尾を一気にスターダムに押し上げた初期作品群中、18点の代表作です。(初期の横尾作品は、それら全てが代表作と言っても大げさではありません。)

西欧の伝統的な芸術様式には、「美」への意識が根底にあると思います。現実世界の「きれいなもの、美しいもの」を遥かに凌駕した理想的、絶対的なものとしての「美」です。そんな超越的な「美」を構築するために、宗教への接近、壮大化、重厚化、あるいは、理想への純化、形而上学的な昇華の方向性が伝統的な方法論となってきました。近代、現代における表現は、その古典的美の伝統に抗う歴史といっても過言ではないでしょう。現代の作家である横尾も、伝統からかけ離れ、印刷された媒体、そこにデザイン的又は、劇画的手法で、全てを思いきり矮小化してしまいます。モティーフはとてもフィジカル。暴力やエロティシズムも含む、肉体そのものや肉感、生理的感覚に結びついた題材です。しかし、それらをチープで平面化された空間にぺたっと押し込め、戯画的に矮小、軽薄化してしまう事によって、本来フィジカルであるはずものが、プラスティックになり、リアリティーを失うのと同時に抽象性、観念性、シンボル性を獲得してしまうという、逆説的な世界を現出させています。切断された小指に捧げるバラート 横尾作品が際立っているのは、伝統芸術に抗うというより、「ケツまくり」している点です。しかも徹底的に。 今回見たスペイン、そして日本の作家達も然りですが、近代、現代の作品には「否定対象としての美、伝統的方法論」を大なり小なり見てとることができます。外見的に、否定、破壊があるのですが、本質的に伝統を打破し得たわけではありません。対立軸としての伝統があるからこそ可能な否定、「派生した否定」でしかなく、伝統に対する意識性が透けて見えます。否定も肯定も同軸上のあっちとこっち、いわば同じ穴のムジナ。 一方、横尾の世界には、西欧伝統芸術やそれが希求する美への関連性、繋がりの痕跡が見事にかき消されています。しかし、横尾ほどの鋭い直感と感性が、それら美の集積と、その価値に無知であるはずがありません。(現代には伝統に無知な作家も、散見されますが。)その伝統の圧力に対し横尾の選択した答えは、正面切って抗おうとしないことだったと思います。その代わり、自分内部の西欧的な美意識を、自分の直感的感性とそのスピードで自ら出し抜き、「ケツをかく」という、とても奇妙な自己意識に対する裏切り行為をしているように見えます。自分自身のケツをかくわけですから、怖いものしらず。そこに横尾特有の「美って何なの?、芸術ってなんなの?」然とした、掟破りの不遜、不敵なアティテュードが突出します。そんなヤクザな作風は、伝統に対する横尾の内心を隠蔽する装いにもなっています。天井桟敷・定期会員募集 西欧的な伝統芸術は作品至上のところがあり、作家の死後も作品が孤高の唯一無二の存在として輝きを放ち続けることを希求します。そのような唯一無二な作品にオークションで巨額の値がついたりするのはご存じの通りです。しかし、これら横尾作品群はポスターという、あからさまな商業主義印刷媒体。いくらでも刷れて、そこかしこにべたべた。「ポスター作品」自体はロートレックが既にやったことですが、これは大変ナイーヴ。それに比べ横尾のはアナーキズム満々、伝統へのテロリズムのように見えます。ポスターとしての物理性に作品の本質があるわけではなく、そこに表現される世界自体(もしかすると、横尾自身の直感的感性そのもの)が作品の本体だとの強い主張を感じます。音楽における、印刷された楽譜⇔楽曲作品と関係が似ていますね。(音楽の場合、演奏というインター・メディアが存在しますが。)横尾の出自がグラフィック・デザイン畑だったため、意図的というより必然でもありますが、印刷媒体を前提として制作されるので、正規の印刷ならそれら全てがオリジナル。オークションなど屁でもない。 印刷された作品と言うなら、「責め場1・2・3」という連作は、版を重ねることで作品を構成していく印刷課程をそのまま露にすることで、逆に作品が解体される様、いわば解体ショーを表現の本体にしてしまっています。つまり、作品を構成する版を個別にプリントすると、そこには解体された作品のパーツが露になり、そのまま解体現場となるわけです。この捨て鉢な着想一つだけでも舌を巻いてしまいますが、同時に、背後にもうひとつ横尾の意図があるように感じられます。この作品の印刷技法は、シルクスクリーン。これは、スクリーンがマスクとなり、切り抜かれたところにインクが乗る技法。版の実体があるところは紙面の空白、版の切り抜かれた空白の部分に紙面のインクと、「版と紙面」両者の関係が正と負、実と虚という対極にありながらお互いがぴったり対になり、不可分の関係性が生じます。まさに、この作品自体が両者の接面に成立しています。この、作品の制作技法上に存在する対極関係。そして、前述したこの作品のテーマ、「露になった解体現場」、そこにある「構成と解体」の対極関係。さらに、作品自体のモティーフとなっている「SとM」。これら、コインの裏表、対極にあるもの同士が相互を補完し、ねじとねじ穴が出会うようにぴったり一体になる幸せな一点、その接合点が、この作品、「責め場」なのだと思います。何というメイクセンス!これこそが横尾の暗喩だと感じました。(下の写真はその連作中の「3」) 印刷媒体を作品とする手法は、マス・プロダクション、マス・メディア発祥の地、アメリカの作家達が盛んに用いました。(マス=massには、「大量の」とともに「大衆の」の意味もあります。)観念性を軽々蹴飛ばす、横尾の直感的感性のぶっ飛びの前では、ウォーホルもひよっ子に見えます。(個人的にはモンローもキャンベルスープもけっして嫌いではありませんが。)恐らく、横尾は観念自体も直感的に捉え、わしづかみに扱える能力があるような気がします。

横尾は多作の作家で、猛烈な勢いで作品を作り続けています。孤高作品至上の伝統的な作家意識とは対極、パーフォーミング・アートに近い意識を感じます。かのピカソにも、孤高作品と平行して、無推敲の簡便な作品群があり、恐らく意識して即興演奏するかのように描かれたものだと思います。殆どはナイーブなもの、中には筆がじゃれている程度のものも多く、それに比べると、横尾作品は、音楽の演奏の如く、流れるように制作されながらも、作品世界としての充溢度はコンポジション・アート並み。きっと、横尾に降り注ぐインスピレーションがとんでもないのでしょう。何かモーツアルトの多作のよう。

前出「驚くべきリアル展」でのスペイン作家達の暴力性や官能性、グロテスクさはとても扇情的で、それは直情として、あるいは生理的に感得されてしまうのですが、横尾作品の暴力、エロやグロは、ちっとも直情に訴えません。むしろ、大っぴらな作為性によって現実離れした距離感をつくり、そこに形而上学的趣さえ生み出してしまいます。責め場3 日本情緒や艶かしさ、淫靡さも漂うのですが、決して心にまで響くわけではなく、視覚の表層をくすぐる、上っ面だけのプラグマティックな風情なのです。しかし、そんな嘘くさく実のない画面なのに、見ていると作品との間合いに、生と死のはざまで生き物として蠢く、人間の「業」がふっと浮かび上がってきます。のみならず、そこはかとなく「もののあわれ」さえ感じるのは、私が日本人だからでしょうか?花嫁 前にも触れましたが、横尾の制作手法自体はありふれています。しかし、横尾の真骨頂は、そうやって作為された、うさん臭いあぶなさ、どぎつさ、きわどさ、悪趣味すれすれな極端の突先で、針の穴を通すようなメイクセンスをやってのける痛快さにあります。実にスリリング!こんなリスキービジネスは、軽業師のような表現上の非凡な運動、平衡感覚、そしてラディカルを手玉に取る、極めて鋭い直感の横尾にのみ許される芸当。

この奇抜で前人未到の、そして、インモラルでスキャンダラスな企て全てを、こともなげに、無造作、無配慮、全く無遠慮に、ちゃっちゃとやってしまうかに見せる、傍若無人な外見。それは、正々堂々の道場破りでなく、「切り捨てご免」の辻斬りのよう。どこまでいっても箸にも棒にもかかりません。
横尾の中には、文字通り「奇想天外」が溢れています。

実は1970年代初頭に、とある奇遇でその横尾本人と会った事があるのです。

<番外・横尾忠則その2に続く>

6月の演奏スケジュール

2014/05/27 at 10:37
14:06

6月のスケジュール(前月→
6(金) サムデイ(新橋)03-3536-1777
w/西村知恵(vo)高瀬龍一(tp)大山日出男(as)高瀬裕(b)安藤正則(ds)
7(土) そるとぴーなつ  (江古田)  03-3993-3400
Jam session host w/古西忠哲(b)公手徹太郎(ds)
12(木) Body&Soul  (青山)  03-5466-3348
Brazilian nite w/向井滋春(tb)城戸夕果(fl)中津裕子(b)守新治(ds)
14(土) ビーフラットメジャーセブン  (帯広)  0155-26-5540
Duo!w/豊田勇造(vo,g) Guest/佐々木源一(b) いいべやバンド
問・予約:090-9753-8209(うめつ)090-6216-1528(ねこまた屋)
20(金) 曼陀羅 2  (吉祥寺)  0422-42-1579
Duo!w/豊田勇造(vo,g)
21(土) カーター  (群馬県 館林市)  0276-74-4417 出前加須ライブin上州
Duo!w/豊田勇造(vo,g)
問・予約:090-5801-8484(増田)
22(日) MOJO  (所沢)  04-2923-3323
Duo!w/豊田勇造(vo,g) Guest/ストローハッツボーイズ
問・予約:090-3688-3467(トーシローズBar)
25(水) ハーバー・ライト  (国立)  042-577-5510
Duo!w/上西千波(vo)
26(木) ホットペッパー  (池袋)  03-3971-8669
w/入方宏子(vo)古西忠哲(b)
27(金) Lady Day (練馬春日町)03-3998-0660
w/続木Brothers+八月薫子(vo)
30(月) Sometime  (吉祥寺)  0422-21-6336
megasameta Quartet w/峰厚介(ts)古野光昭(b)安藤正則(ds)

展覧会の絵 その1

2014/05/20 at 01:42

展覧会の絵01「展覧会の絵」二題。その1は現実の展覧会に行って来たトピック。その2はロシアの作曲家、ムソルグスキーによるかの有名な作品。そして、番外「横尾忠則」

まずは、展覧会の絵 その1。

東京都現代美術館(MOT開催の「驚くべきリアル展」に行って来ました。私の職業は耳の世界に特化した仕事ですが、一方、目の世界の表現にも大変関心があって、美術館によく出かけます。今回の展覧会はスペイン及び、スペイン語圏作家の、現代リアリズム潮流にスポットを当て、それらの作品を紹介する趣向でした。 中には面白い作品も多少ありましたが、全体的には新しい発見には乏しい内容でした。しかし、見ていくうちに、「スペイン的なもの」が垣間見えてきて、それが一番の収穫でした。 近代、現代の表現には、どこかに伝統を破壊、ないしは、突き抜いていこうとするモメンタムが強いように思います。それは、誰もやった事のない何か、未だかつてなかった新しい何かを創造、創出したいという欲望に突き動かされる芸術家にとって、目の前に立ちはだかる、伝統の圧倒的重圧に、もはやそれを破壊して突破するしか自分の道はないと強迫観念を抱くからかも知れません。このスペイン語圏の作家達にもその破壊モメンタムが多分にありますが、あまりにもナイーヴ過ぎて新味がないのが玉に瑕。反面、その分、衝動としての破壊が、露骨な程ストレートに噴出していました。多くの作品に、それぞれ形は違うものの、扇情的で、暴力と血の匂いがして、どこかグロテスクなものがありました。同じく、スペイン近代の巨匠、ダリやガウディーの作品にもこの扇情性、あるいは官能的でグロテスクなものが、私には感じ取れます。もしかすると、これはスペインの血に色濃く流れる「スペイン的なもの」ではないかと‥‥‥‥。思えば、「闘牛の熱狂」にも通じ、納得がいった次第です。

展覧会の絵02この展覧会でいいなと思ったのは、個人的使用なら写真撮影が許されていた事。これは今まで初めて。早速、ご一緒したJazz Vocalist 、田村美沙さんをパチリ。美沙さん自身も音楽活動の傍ら、絵を精力的に描いていることもあり、一緒に美術館を巡る仲間なのです。

展覧会の絵03

展覧会の絵04時間があったので、この美術館の常設展「MOTコレクション」へ。この美術館の収蔵する4500余点の作品は日本の現代作家の作品が中心、時期ごとにテーマを設定、収蔵作品の中からテーマに沿った作品をチョイスして展示する趣向。何度も来ているので、以前見たことのある作品も。先程のスペイン語圏作家のものより、こっちの方が表現として手が込んで緻密な作品が多く見応えがあったので、内心、同じ日本人として少し誇らしい気持ちになりました。

中でも、横尾忠則の初期の作品は他の追随を許さない特異な世界観があり、ひときわ圧巻でした。

展覧会の絵 番外・横尾忠則その1→

5月の演奏スケジュール

2014/04/25 at 01:10

5月のスケジュール(前月→
1(木) P’s Bar  (池袋)  03-5391-3365
w/吉野ミユキ(as)矢野伸行(b)
4(日) 東京倶楽部目黒  (目黒)  03-6417-0166
w/清水秀子(vo)斎藤誠(b)
5(月) ルー スター  (荻窪)  03-5347-7369
w/向井滋春(tb)古野光昭(b)
7(水) サテンドール (六本木)03-3401-3080
w/いかわみきこ(vo)大地耀子(vo)Novie(vo)松丸美紀(vo)
堤智恵子(as)山下弘治(b)藤井学(ds)
11(日) P’s Bar  (池袋)  03-5391-3365
w/続木Brothers+辻邦博(g,vo)
15(木) パール・バー  (新宿)  03-3354-7577
w/池野弘美(vo)
17(土) Bar Bar Bar  (関内)  045-662-0493
w/MAYA(vo)松尾明(ds)高橋康廣(ts)新岡誠(b)
18(日)
14:00
セロニアス  (東中野)  03-3365-0572
Duo! w/上西千波(vo)
18(日)
Sometime  (吉祥寺)  0422-21-6336
西村知恵(vo)CD ” My ideal ” 発売記念LIVE
w/高瀬龍一(tp)大山日出男(as)高瀬裕(b)小山太郎(ds)
19(月) セロニアス  (東中野)  03-3365-0572
w/吉野ミユキ(as)矢野伸行(b)
20(火) Lady Day (練馬春日町)03-3998-0660
Duo! w/八月薫子(vo)
24(土) Blue Moon  (三鷹)  0422-47-1662
Jam host w/古西忠哲(b)
27(火) ファースト  (横浜日ノ出町)  045-251-2943
w/太田恵資(vi)+続木Brothers
29(木) Sometime  (吉祥寺)  0422-21-6336
megasameta Quartet w/山田穣(as)古野光昭(b)安藤正則(ds)

ア・エスピリトロンパ/三鷹台 スペイン料理

2014/04/04 at 15:24

A Espiritrompa桜の季節、お花見散歩をするのですが、今年は井の頭線三鷹台玉川上水~井の頭公園のコース。腹ごしらえのランチに寄ったのが、「ア・エスピリトロンパ」。日本でスペインの郷土料理というと、バスク料理が幅を利かせていますが、ここはガリシア地方の料理。ガリシアは大西洋に突き出た、スペインの西北端に位置します。海の幸は勿論、山の幸にも恵まれた豊かな風土だそうです。私はそれぞれの地方で愛される郷土料理が好き。人々の暮しを支える、滋味豊かで五臓六腑に染みわたる料理だからです。このお店の料理もスペイン料理らしく、オリーブ油、ガーリック、ハーブ類が口の中で弾けるのですが、今まで食べたどのスペイン料理よりも、バランスのよい落ち着き。野趣がありながら、きちんとレストラン料理として磨かれていました。ハウスのグラスワインもガリシア地ワイン。白は、ドライなのに、しっかり複雑な味と香り、いくらでも飲めそう。自家製パンは石釜で焼かれ、素朴ながら噛みしめるほどに味わいが広がります。モダン・シンプルなダイニングはいごごちよく、休日の午後、幸せなひとときでした。スペイン料理好きは、わざわざ足を運ぶ価値あり。

4月の演奏スケジュール

2014/03/27 at 15:43
flying_pianist

4月のスケジュール(前月→
2(水)
IZUMI  (六本木)  03-3408-4149
w/
マイク黒宮(vo)テリー橋本(vo)稲垣次郎(ts)風早龍也(b)バイソン片山(ds)
7(月)
Sometime  (吉祥寺)  0422-21-6336
megasameta Quartet/山口真文(ts,ss)古野光昭(b)安藤正則(ds)
8(火)
オルガンジャズ倶楽部  (沼袋)  03-3388-2040
w/続木Brotheres+辻邦博(g,vo)
9(水)
ケイ(赤坂)03-3586-5151
w/ケイ石田(vo)酒井麻生代(fl)磯辺ヒデキ(b)
11(金)
シュガーヒル  (草加)  048-927-7489
w/吉野ミユキ(as)矢野伸行(b)
13(日)

Sometime  (吉祥寺)  0422-21-6336
w/清水秀子(vo)直居隆雄(g)斉藤誠(b)関根英雄(ds)
急遽出演することになりました。
15(火)
Bar Bar Bar  (関内)  045-662-0493
w/向井滋春(tb)高木沙耶(sax)仲石裕介(b)藤井学(ds)
16(水)
サムデイ(新橋)03-3536-1777
w/高瀬龍一(tp)伊勢秀一郎(tp)古西忠哲(b) guest 河村英樹(ts)
17(木)
セロニアス  (東中野)  03-3365-0572
w/
続木Brotheres+辻邦博(g,vo)
19(土)
マンハッタン  (阿佐ヶ谷)  03-3336-7961
w/吉野ミユキ(as)矢野伸行(b)津山貴裕(ds)
24(木)
ウイスパー  (三軒茶屋)  03-5787-5794
Duo!w/渡辺明日香(vo)
25(金)
ケイ(赤坂)03-3586-5151
w/Shinnosuke(vo)おぬきのりこ(vo)竹内秀夫(b)

レコーディング w/西村知恵(vo)

2014/03/15 at 21:18

久々にジャズ・ヴォーカリストのレコーディングに参加しました。歌姫は西村知恵。西村さんは東京でほとんど活動していないこともあり、知る人ぞ知るですが、自然に心を込めて歌える底力のある歌手です。スタイルはエラばりのジャズ・ヴォーカル王道。伸びやかで艶のある声は大器を予感させます。何より、鹿児島の女性らしく、真っ直ぐで熱い人柄そのまま、存在感が歌ににじみ出ているのが素晴らしいです。

14:03レコーディングw:西村知恵(vo)

彼女を支えるのは、高瀬龍一(tp)大山日出男(as)高瀬裕(b)小山太郎(ds)の面々。メンバーそれぞれの個性が随所に光り、同時に、高瀬くん独特の浮遊感漂うアレンジが全体を貫き、一筋縄ではいかない、とてもユニークな作品となりました。

西村知恵(vo)のCD、 “My Ideal” は、4月26日にリリースされます。乞うご期待!

3月の演奏スケジュール

2014/02/24 at 15:39
14:03bowwow

3月のスケジュール(前月→
1(土) そるとぴーなつ  (江古田)  03-3993-3400
Jam. host w/山本裕之(b)公手徹太郎(ds) MC.: 1,500円
3(月) セロニアス  (東中野)  03-3365-0572
w/吉野ミユキ(as)矢野伸行(b)
4(火) Lady Day (練馬春日町)03-3998-0660
Duo w/八月薫子(vo)
7(金) Blue Moon  (三鷹)  0422-47-1662
Duo w/西村知恵(vo)
8(土) Blue Moon  (三鷹)  0422-47-1662
Jam. host w/古西忠哲(b) MC.: 2,800円/2drink付
11(火) Meg  (吉祥寺)  0422-21-1421
w/高橋康廣(ts)安東昇(b),松尾明(ds)
14(金) そるとぴーなつ  (江古田)  03-3993-3400
吉野ミユキ(as) Birthday live w/矢野伸行(b)正清泉(ds)
22(土) ウナ・マス   (三鷹)  0422-36-6252
w/辻邦博(g,vo)+続木Brothers
24(月) No Bird  (銀座)  03-6280-6006
w/松尾明(ds)山本玲子(vib)安東昇(b)
26(水) Bar Bar Bar  (関内)  045-662-0493
w/田村美沙(vo)佐々木悌二(b)高橋徹(ds)
27(木) ケイ(赤坂)03-3586-5151
w/あゆこ(vo)臼井優子(vo)磯部ヒデキ(b)
28(金) Lady Day (練馬春日町)03-3998-0660
w/続木Brothers+八月薫子(vo)
29(土) チャンドラ (山梨)  0551-38-2601
w/吉野ミユキ(as)若林美佐(b)
31(月) Sometime  (吉祥寺)  0422-21-6336
megasameta Quartet/向井滋春(tb)古野光昭(b)安藤正則(ds)