20年ぶりのBand Of Pleasure

2016/01/17 at 23:13

B.O.P.16.01_a1/14(木)~16(土)の3日間、青山のBlue Noteで、20年ぶりの同窓会 Live!メンバーは、David T. Walker(g)、James Gadson(ds)、山岸潤史(g)、清水興(e-b)と私の日米混成バンド。本当に感無量でした。去年(2015)、2/5にMarlena Shawの「“Who Is This Bitch Anyway?” リユニオン・ツアー」@高松に、危うくキーボーディストのトラ(代役)を務める羽目になりかけた椿事がありました。(詳しくは→拙記事「Who Is This Bitch Anyway?」)その時、ツアーに参加していたDavidと再会し、ゆっくり話す時間があったので、バンプレのリユニオンをしたいねと、持ちかけたら、「随分時間が経ってるけど、ジュンや、コー、ギャドもやりたい気持ちがあるかなあ?」と訊ねられ、「120%やりたいに決まってるよ。」「うん、それならL.A.に帰ったら、ジュンに電話して、皆にも連絡してみよう。」そして昔の事、今の事等々、話が咲きました。振り返ると、これがきっかけとなって、Davidがリユニオンに向けて、俄然やる気を起こしたのかなあと思います。(縁は異なもの‥‥、What A Difference A Day Made‥‥)

Beforeband_of_pleasure1994

20年も経ってしまったのかと思うと、月日の重みを感じますが、公演前日のリハーサルで皆と顔を合わせた途端、体が覚えている、このバンド特有の空気が戻ってきて、私の中の20年の隔たりがとけてしまいました。

BeforeB.O.P.in USA

AfterB.O.P.16.01_b

このバンドの5人は、昔からそれぞれの人柄が思い切りリアルに出てくる取り合わせで、人間的性格や音楽家気質も違うのに、こと、一緒に音を出すと、自然にうまくいってしまうマジックが働くのです。その曲の最低限の約束ごとの他は、お互いに対して、特に何かを要求するということはほとんどなく、皆の出す音を聴きながら、それぞれが、自分らしいことをやれば、そのままバンプレの音になってしまうのです。不思議としか言いようがありません。ともあれ、Davidも、Gadsonもアメリカ人には珍しく、天然物の「人見知りのはにかみ屋」さん。何となく、照れくさい雰囲気もあり、ステージ付きのPAエンジニアーによると、リハーサルから日にちを重ねるにつれて、「お互いをじっくり確かめ合いながら、よりを戻していくようなリアルな感じが伝わってきた。」そうです。そんな、人間的な要素も含めて、どこを切ってもバンプレそのものの3日間でした。B.O.P.16.01_c夢見心地の至福の3日間もあっという間、最終日最後のセット、最後の曲”You Are My Sunshine”も、そしてアンコールも終り、ステージから下りて、いよいよ楽屋口から一歩入ったところで、山岸に「名残惜しいなあ~〜」とつぶやいたら、彼も「うん、名残惜しいわ~〜」と。それで、自然に「やっぱり、もう一曲やっとこ」と、他の皆の背中を押してステージに引き返し、「Best Thing That Ever Happend To Me、今の気持ち、これやわ」とアンコールのアンコールとなりました。

今回は東京のみのLiveとなり、大阪や沖縄、遠くから駆けつけて下さったファンも少なくありません。客席をみると、懐かしい顔があちこちに、そして、その顔に20年の年輪が刻まれていました。ステージも客席も渾然一体となり、会場全体が20年ぶりの同窓会となりました。皆さんの温かい声援が、いまも心に響いています。有難うございました。

バンプレで演奏する、またの日がありますように!

関連リンク:Reunion 3days Liveレポート&バンプレ・ヒストリー/David T.公式サイトの記事

バンプレそしてDavid T.のこと」(拙記事)

Band Of Pleasureの旧譜が、iTunes Storeでリリースされています。(→iTune Store)

Who Is This Bitch Anyway?

2015/02/08 at 20:15

ChickenShack Live ’15 も先週終り、ようやく普段の生活の落ち着きが戻ってきたかと思いきや、思いがけない珍事がありました。

2/5は仕事は休みだったので、東京は雪が降っていましたが久々にヨメと外出の最中のことです。携帯に、泡喰った声で今からすぐ高松に来てくれと電話がありました。

へー、なんやそれは?

その日は、Marlena Show(vo)来日公演の初日@高松で、キーボードのLarry Nashが日にち勘違いして、L.A.からの飛行機に乗り遅れたそうです。今、成田に向かって太平洋上を飛行中、本番に間に合うかかなり怪しいから助けて!という話でした。

Marlena Shawを一気にスターダムに押し上げたアルバム名を冠に「“Who Is This Bitch Anyway?” リユニオン・ツアー」と銘打ち、そのレコーディングメンバーと共に来日することは知っていました。Who Is This Bitch Anyway?MarlenaとLarryの他、David T. Walker(g)Chuck Rainey(e-b)Harvey Mason(ds)の超大御所達です! Band Of Pleasureのメンバー仲間、David T.が私を推薦してくれたらしい。有難い話ですが、この手の音楽で、いきなりキーボードのトラ(代役)はムチャぶり!しかし、Davidの推薦の手前、行くしかないでしょ。出先からUターンで帰宅し、荷物をつめて飛行機に飛び乗りました。

会場に着いた時は、リハの真っ最中。折しもFeel Like Makin’ Love のイントロが始まったばかり。しかし、何小節かですぐにMarlenaがバンドを止め、「この曲はキーボードの音がないと入りの音程がとりづらいの。」と、少しナーバスになっている様子。ちょうどいいタイミング! 挨拶もそこそこに、バンドに加わりピアノを弾きはじめたら、こっちを向いてにこっと笑い、気分よく歌いはじめたので、ホッとしました。Street Walkin’ Woman やったときは「これ、これ、これや!」と思わず嬉しくなりました。 でも、曲によっては譜面と実際の演奏キーが違っていたり、全曲リハーサルが出来なかったりで、本番はどうなることやら?先行きはなかなか厳しいぞ、などと思っていたら、幸か不幸か(?)本番15分前、Larryが滑り込みセーフ!それで、私はめでたくお役御免。本番は客席に移り、寛いで彼らのショーを楽しませてもらいました。

Marlena Shawは70歳越えてるはずですが、素晴らしいエネルギーで、声も内容も圧倒的。すごい!Marlena打ち上げや、東京への飛行機も彼らとご一緒しました。Marlenaはステージを下りると、周りに明るく温かい気配りが行き届き、気さくでとてもチャーミングなレディーでした。いい人生を送ってる証拠!いっぺんに好きになりました。David T.旧友David T.とも久しぶりにゆっくり話ができて、お互いBand Of Pleasure リユニオンを誓い合いました。実現しますように!!! 彼は、前よりちょっぴりお爺さんになったかな?

<関連リンク>

・今回のMarlena Shawツアーはこの高松公演の後も素晴らしいものとなったそうです。その模様は、Davidの公式サイトに、サイト運営者ウエヤマさんによる臨場感溢れるレポートに仕上がって、掲載されています。<Marlena Shaw Live Tour 2015→

・拙ブログ記事。<バンプレそしてDavid T.のこと→

・David、そしてBand Of Pleasureにまつわるインタヴュー記事(David T.公式サイト掲載)。<Something for T. #16→

ChickenShack Live ’15 無事終了!

2015/02/08 at 10:55

15:01ChickenShack01

 

ChickenShack の公演は 1/29(木)Blue Note 東京と、1/31(土)ビルボード 大阪の2回、おかげさまで今回も盛況、中味の濃いLiveとなりました。お運びありがとうございました!

久しぶりにシンセ、キーボード三段重ねセッティングのライブでした。中古ですが”Roland Juno Stage”というシンセを新たに購入したこともあり、年明けから音色を作るところから準備はじまりました。ジャズのLiveのようにピアノ一台で演奏するのと違い、キーボードワークは同時に両手で違うシンセを使い、違うパートを弾くことも多いのです。どの楽器でどのパートを弾くかや、音色切替、それら手順等、譜面を見ながらだと、タイミングが遅きに失したり、ふとしたことから混乱して間違える恐れが多々あります。体で覚えないとついていかないので、結局全曲、アレンジと手順を含めて暗譜・記憶するはめになります。Liveが近くなって、暗譜と練習で頭から火を噴いていました。受験間近の猛勉強みたいです。その甲斐あって、過去2回より落ち着いて集中することができ、音楽的にとても充実した演奏となったと思います。バンド全体的にも、お客さんの反応にも濃い手応えがありました。でも、あっという間に終わってしまいました。 次回が待ち遠しい。 乞うご期待!

15:01ChickenShack02

さらば!ラスト・ソウルマン

2014/07/17 at 16:16

Bobby Womack "The Last Soul Man"ボビー・ウーマックが70歳で亡くなりました。

盟友、山岸潤史(g)が1988年にリリースしたアルバム、My Pleasureで、実はボビー・ウーマックと共演しているのです。たった2曲の共演なのですが、録音前に彼の家に山岸と行った時から始まり、レコーディングセッションの最中も、一生忘れられない、目が点になるような面白い思い出があります。その話はまたの機会に紹介したいと思いますが、ボビーこそ「最後のソウルマン」と呼ぶに相応しい伝説の男だったと思います。

心からご冥福をお祈りいたします。

レコーディング w/西村知恵(vo)

2014/03/15 at 21:18

久々にジャズ・ヴォーカリストのレコーディングに参加しました。歌姫は西村知恵。西村さんは東京でほとんど活動していないこともあり、知る人ぞ知るですが、自然に心を込めて歌える底力のある歌手です。スタイルはエラばりのジャズ・ヴォーカル王道。伸びやかで艶のある声は大器を予感させます。何より、鹿児島の女性らしく、真っ直ぐで熱い人柄そのまま、存在感が歌ににじみ出ているのが素晴らしいです。

14:03レコーディングw:西村知恵(vo)

彼女を支えるのは、高瀬龍一(tp)大山日出男(as)高瀬裕(b)小山太郎(ds)の面々。メンバーそれぞれの個性が随所に光り、同時に、高瀬くん独特の浮遊感漂うアレンジが全体を貫き、一筋縄ではいかない、とてもユニークな作品となりました。

西村知恵(vo)のCD、 “My Ideal” は、4月26日にリリースされます。乞うご期待!

アバド逝く

2014/01/22 at 13:35

アバド逝く指揮者クラウディオ・アバドが80年の生涯を閉じました。アバドは私が大きな影響を受けた音楽家の一人です。彼の音楽を聴くと、常に、音楽の持つ二面性、つまり主観面と客観面について考えさせられます。彼にはこの両面において特別に優れた洞察力があり、音楽それ自体に、自然に表現させることをとりわけ大切にした人だと思います。どんな曲も、スコアの隅々まで精緻で明晰。しかし、「情念」については大変慎重で、それが突出しないよう細心の注意を払っているように思われます。つまり、主観が突出することで客観性が損なわれる事を回避し、その代り、瑞々しい音楽的感興が立ち上がることをことのほか大切にしたように思います。(「情念」に慎重だったことは、彼への評価を二分する原因の一つだと思います。)

客観面において、彼のロンドン・シンフォニーとのラヴェルの録音はとりわけ勉強になりました。モーリス・ラヴェルの音楽は、詩的、内的な側面を大切にしたドビュッシーとは対比的に、むしろ、音楽の客観的、外的側面を重視し、もの凄くスタイリッシュな美学に抜かれています。(構造の作りは印象派というより、古典的でさえあります。)ラヴェルの美意識に対するアバドのずば抜けた洞察力が光り、見事にラヴェル世界を瑞々しく立ち上げています。個人的には、アバド以上にラヴェルと相性のいい指揮者はおらず、恐らく、アバドの演奏を天国のラヴェル本人が聴いて、舌を巻いてるんじゃないかと思う程です。

例えば、ラヴェル後期の作品「ラ・ヴァルス」の録音。この曲の内包する「狂気」、「危なさ」を見通し、それをアバド以上に緻密に表現し切った演奏に出会った事がありません。しかも、表面上は優雅でスタイリッシュ。この曲は冒頭から不穏な空気があるのですが、曲が進むにつれ、危なさがたちこめ、だんだん音楽の端々がねじが緩むように狂い始めます。やがて収拾がつかなくなり、狂おしく熱をおび、最後は狂気の沙汰。その頂点であっという間に曲が終わります。聴き手は「ええっ?」と唖然とさせられます。アバド表現の素晴らしいところは、その狂っていく様が「官能的」であること。彼の血がイタリア人であることと、官能的であることとは無縁ではないと思います。

「官能的」という事に関しても、私はアバドの演奏から大きな影響を受けました。私は、この世界で最も官能的な音楽を書いた作曲家は、アルバン・ベルクだと思っています。死への意識と隣り合わせのような音楽で、前出の「ラ・ヴァルス」よりもっと危ない感覚を呼び起こされますが、同時にこの上なく美しく、ベルクの凄まじい美意識に抜かれています。特に最晩年の作品には死への指向が濃く、「ルル」は「冥府への沈降」、ヴァイオリン協奏曲は「天上への昇華」と、とても対照的。アバドは、ベルクのオーケストラ作品集を若い頃ロンドン・シンフォニーと、歳をとってからウィーン・フィルと録音しており、同じ曲が多数重なっているので、聴き比べると大変興味深いです。若い方はベルクの難解で超複雑なスコアを、透かし彫りを見るように精緻明晰な演奏。歳をとってからの方は、心の奥深く、ほの暗い心理の襞に分け入っていくような、怖い感覚があって、ぞっとするような官能の美があります。 私はチキンシャック時代の最後期、ベルクの音楽に惹かれ、夢中で、朝から晩まで様々な演奏家によるベルク作品を聴きあさっていた時期がありました。一番心に迫り、何度も繰り返し聴いたのは、アバドのウィーン・フィルとの録音でした。前出のヴァイオリン協奏曲は、アバドのはLive録音しかなく、この出来がもひとつなのが残念です。(ムターとウィーン・フィルとの演奏を遺して欲しかった。)

話は変わりますが、ジャズの世界で官能的であることを意識しているミュージシャンはあまり多くないように思います。ウエィン・ショーターとハービー・ハンコックは数少ないその二人。例えば「ネフェルティティ」という曲を聴くと、とても官能的なものを感じます。個人的には、この二人はベルクの音楽を聴き込んだ時期があったに違いない?と勝手に想像しています。実は、私がショーターのこの時代の曲を好んで演奏するのは、私なりの「官能性」へのチャレンジでもあるのです。

私は、1800年代の終りから1900年代初め、いわゆる「近代」に惹かれるところがあり、もしタイムマシンがあったら行ってみたいのが、ベルクのいたウィーンとラヴェルのいたパリ。方や、バッハ時代からの古典的な伝統が最後の絢爛なあだ花を咲かせるウィーン。方や、全ての制約から自由を得、軽やかに未知の領域に飛翔するパリ。ロゴスと客観、形式を重んじ、理想を希求する古典的世界観の有終の美と、感覚と主観、心象を重んじ、自由を希求する近代の幕開けがこの二つの都市に集約、象徴されています。私が惹かれるのは、このどちらにもホントにぶっ飛んだところがあるからです。この時代のパリとウィーンにはとんでもないものが溢れていて、まさに晴天の霹靂オンパレード。その事に目を開かせてくれた上、それらの感覚、気風、香りに私を誘ってくれた一人が、アバドでした。

アバドの演奏や人柄は、自分をこれ見よがしに前面に出さないこともあり、一見「ユニーク」だとか、「個性的」の部類に入るようには見えません。しかし、同時に今まで存在する指揮者のどんなカテゴリーに分類することも難しく、一般には賛否、好き嫌いが、分かれるようです。 私にの目には、ワンアンドオンリー、稀代の知性、感性の持ち主に思えます。アバドの演奏を聴いて、驚きとともに「音楽って、こんなことも表現できるんだ。」と、気付かされることの多かったこと!

人間は常に未熟です。そして無知のなかで生きています。私は自分で可能な限り、音楽や文化、そして人間という存在について考えてきたという自負があります。ーーークラウディオ・アバド
 
一度もお会いしたことがないのですが、アバドさんには感謝の気持ちいっぱい。ご冥福をお祈りします。

Sometime Since 1975

2013/10/06 at 20:50

9/30(日)、吉祥寺Sometimeにこのお店がオープンした当初出演していたミュージシャン達が集まりました。Sometimeは、故野口伊織さんが作ったお店で、1975年にオープン。ピアノを囲んで立体的な作り、コンクリ打ちっぱなしに鉄骨とレンガが組合わさった内装に、アンティークなテーブルと調度。まるで、ニューヨークかシカゴの地下室ジャズバーにいるような、ユニークでカッコイイこのお店は注目を集め、建築やデザイン雑誌にひっきりなしに取り上げられました。(Sometime店内→) オープン当初は伊織さんの趣味で、あえて「Piano Hall Sometime」と銘打ち、面と向かってジャズを聴かせるのではなく、お酒や会話とジャズが楽しめるお店というソフト路線でした。SOMTIME会話を邪魔しないよう、ドラムを入れず、ピアノ+ベース+ヴォーカルの編成。それぞれの持ち場、5~6人程の若手ミュージシャンが、ハウスメンバーとして、予定が空いている日を繰り合わせて演奏していました。そのうち、若手ミュージシャンのたまり場となり、オフの夜も行けば仲間に会えるし、飛び入りで演奏したりと、毎晩わいわい盛り上がっていました。 当時、私は学生でもないのに、ご縁があって成蹊大学のジャズ研に潜り込み、学生ジャズバンドで腕を磨いていました。吉祥寺は成蹊大のお膝元、Sometimeがオープンして間もなく、このお店のレギュラー・ミュージシャンとなりました。私のプロ活動のスタート時期とも重なります。 以来、お店も、私のジャズ歴も38年! 今ではSometimeは指折りの老舗ジャズ・ライブハウス。私といえば、「ベテラン」と言われる歳に。

いくらジャズ界が狭いと言っても、何か企画がないと、偶然オープン当初のメンバーが集まるなんてことはありません。あの頃のレギュラーの内、佐山雅弘(pf)関根敏行(pf)斉藤クジラ(b)桜井郁雄(b)多田鏡子(vo)清水秀子(vo)という当時の編成2組分のミュージシャンが、ハウスバンドとなり、IMG_0547ミュージシャンだけではなく、店長達、お客さん達に集合の大号令がかかりました。しかし、30余年間は長い!今、どこでどうしてるかも分らない方々も多いのです。結局、ミュージシャンは上記に加え、坂井紅介(b)、そして私という当初メンバーに、大徳俊幸(pf)、吉尾公弘(ds)、斉田佳子(vo)が遊びに来てくれました。(金澤英明(b)津垣博通(pf)は用事で来れなかったみたい。残念!)'13-09-29(Sometime)他に、今は群馬の山の中に住んでいる、初代ベーシスト成田君、元店長のドジョウさん(やはり群馬在住)とマミちゃん(淡路島から)。お客さん達も、懐かしい顔ぶれが揃い、見回すと当時は20代、今は還暦前後の皆さんで客席は大盛況。集まったミュージシャンが入れ替わり立ち替わりで演奏しました。Sometime同窓会また、ミュージシャン席ではお酒と昔話が花盛り。盛り上がって楽しかった。昔の仲間達も、30余年の間に、一人欠け、また一人とシーンから消えていき、この日集まったミュージシャンは、その生き残り。それぞれ、年輪を重ねてこその、聴き応えある素晴らしい演奏でした。みんな、戦友ともいうべき、誇らしくかけがえのない仲間達。 現在は、Sometimeに縁遠くなったメンバーもいますが、デコちゃん、クジラ君、そして、私の3人は今もレギュラーバンド〜月イチのペースで出演しています。ご縁が深いのでしょう、このお店から離れられないんですね。 それだけにここは、ホームグラウンド、自分の音楽的故郷~実家みたいに特別な場所です。

Sayama    ↑会うのは10年ぶりぐらいの佐山(pf)。懐かしい! 彼はピアノのライバルでありながら、とても気が合い、昔はよくつるんでいて、いくつかのバンドで、2キーボードで演奏していました。その彼は今や、某音大の教授さま、とても貫禄がつきました。

ChickenShack インタヴュー記事

2013/07/28 at 14:48

jazz lifeJazz Life  8月号(7/13発売)にチキンシャックのインタヴュー記事が掲載されました。バンドのこと、ニューアルバムのこと、メンバーそれぞれの思いなど、ブルーノート出演時、楽屋でのリラックスした感じのトークです。(オッサン達の勇姿?の写真も満載)

ぜひご一読下さい!

ChickenShack Live’13 終了!

2013/06/19 at 00:09

13:06:14@BlueNote

6/11(火)は大阪ビルボード、そして、13(木)〜14(金)Blue Note 2Daysやりました。皆様お運び有り難うございました!

大阪の2セットはいい感じの緊張感があって、演奏しながらスリリングでわくわくしました。東京に帰って、13(木)は落ち着いた大人の感じで演奏できました。こういうチキンシャックもいいなあ。翌14(金)は大盛況。お客さんにのせられて、気持ちが高まるのが感じられました。最終2nd セットは、昔の曲は1曲もやらず新曲だけでしたが、演奏内容が大変良く、聴き手の皆さんがそれに応えて下さり、言葉にならないコール&レスポンスがあって、ぐんぐんいい感じになりました。ステージの時間が相当オーバーしていたのに、アンコールを2回も頂き、私達も名残惜しい気持ちがひとしおでした。本当に感謝です!

13:06@BlueNote去年はリユニオン=同窓会みたいな、「久しぶりに盛り上がろうぜ!」で良かったのですが、今年は「ChickenShack Ⅶ」を銘打った新譜もリリースし、リユニオンから2回目のLive。ここから正に、私達の今の音楽性と実力、そして真価を問われることになるとの実感がありました。 以前、考えるところがあり、ずーっと電気楽器の類いは触って来なかったのですが、今回、どうせやるならちゃんとせなあかんと、新譜レコーディングを機に腰を据えてキーボードワークに取り組みました。ChickenShack Ⅶにその成果を聴き取って頂ければ嬉しいです。 去年のLiveは、昔使っていたシンセ中唯一押し入れに眠っていたVFXを持ち出し、後は全部レンタル機材でLive をやりました。今年はレコーディングで使った機材+新たにもう1台買い足し、シンセの音色も新たに作り、自前で臨みました。結果、ご覧のようにキーボード3段積み、生ピアノの上にもう1台と、何かコックピットのよう。ホントにプロのキーボーディストになったみたいな気がしました。 キーボードは生ピアノとは全然違う難しさがあります。決して若くない頭と体にむち打って頑張ることにします。

来年もきっとやるので、ぜひ応援して下さいね!

Chickenshack Ⅶ リリース!

2013/05/25 at 01:37

Chickenshack Ⅶチキンシャック ニューアルバムが6月12日(水)リリースされました!

改めて出来上がりを聴くと、メンバーみんな大人になったなあと思います。 成熟した大人が、胸を張ってやる音楽がそこにあって、ホントの意味で等身大の音楽になってきた感がありました。

一つの時代を共有しつつ、私達と一緒に青春を駆け抜けて下さった皆さんも、それぞれ人生の年輪を重ねて来られたことでしょう。 現在の私達を聴いて下さったら、昔とはまたひと味違うけれど、今、共感出来る Something が籠っていると確信しています。ぜひ、聴いて下さいね!   (Amazon→