Who Is This Bitch Anyway?

2015/02/08 at 20:15

ChickenShack Live ’15 も先週終り、ようやく普段の生活の落ち着きが戻ってきたかと思いきや、思いがけない珍事がありました。

2/5は仕事は休みだったので、東京は雪が降っていましたが久々にヨメと外出の最中のことです。携帯に、泡喰った声で今からすぐ高松に来てくれと電話がありました。

へー、なんやそれは?

その日は、Marlena Show(vo)来日公演の初日@高松で、キーボードのLarry Nashが日にち勘違いして、L.A.からの飛行機に乗り遅れたそうです。今、成田に向かって太平洋上を飛行中、本番に間に合うかかなり怪しいから助けて!という話でした。

Marlena Shawを一気にスターダムに押し上げたアルバム名を冠に「“Who Is This Bitch Anyway?” リユニオン・ツアー」と銘打ち、そのレコーディングメンバーと共に来日することは知っていました。Who Is This Bitch Anyway?MarlenaとLarryの他、David T. Walker(g)Chuck Rainey(e-b)Harvey Mason(ds)の超大御所達です! Band Of Pleasureのメンバー仲間、David T.が私を推薦してくれたらしい。有難い話ですが、この手の音楽で、いきなりキーボードのトラ(代役)はムチャぶり!しかし、Davidの推薦の手前、行くしかないでしょ。出先からUターンで帰宅し、荷物をつめて飛行機に飛び乗りました。

会場に着いた時は、リハの真っ最中。折しもFeel Like Makin’ Love のイントロが始まったばかり。しかし、何小節かですぐにMarlenaがバンドを止め、「この曲はキーボードの音がないと入りの音程がとりづらいの。」と、少しナーバスになっている様子。ちょうどいいタイミング! 挨拶もそこそこに、バンドに加わりピアノを弾きはじめたら、こっちを向いてにこっと笑い、気分よく歌いはじめたので、ホッとしました。Street Walkin’ Woman やったときは「これ、これ、これや!」と思わず嬉しくなりました。 でも、曲によっては譜面と実際の演奏キーが違っていたり、全曲リハーサルが出来なかったりで、本番はどうなることやら?先行きはなかなか厳しいぞ、などと思っていたら、幸か不幸か(?)本番15分前、Larryが滑り込みセーフ!それで、私はめでたくお役御免。本番は客席に移り、寛いで彼らのショーを楽しませてもらいました。

Marlena Shawは70歳越えてるはずですが、素晴らしいエネルギーで、声も内容も圧倒的。すごい!Marlena打ち上げや、東京への飛行機も彼らとご一緒しました。Marlenaはステージを下りると、周りに明るく温かい気配りが行き届き、気さくでとてもチャーミングなレディーでした。いい人生を送ってる証拠!いっぺんに好きになりました。David T.旧友David T.とも久しぶりにゆっくり話ができて、お互いBand Of Pleasure リユニオンを誓い合いました。実現しますように!!! 彼は、前よりちょっぴりお爺さんになったかな?

<関連リンク>

・今回のMarlena Shawツアーはこの高松公演の後も素晴らしいものとなったそうです。その模様は、Davidの公式サイトに、サイト運営者ウエヤマさんによる臨場感溢れるレポートに仕上がって、掲載されています。<Marlena Shaw Live Tour 2015→

・拙ブログ記事。<バンプレそしてDavid T.のこと→

・David、そしてBand Of Pleasureにまつわるインタヴュー記事(David T.公式サイト掲載)。<Something for T. #16→